認知症カフェ「カフェ瀬戸の海」

カフェ瀬戸の海とは

 認知症の人や家族にとって、病気であることを意識せず本人と家族が参加できる空間はとても大切です。カフェ瀬戸の海はひとりひとりが自分のペースに合わせて参加できる場です。カフェの運営は認知症の知識や理解のある者で行っています。

  カフェ瀬戸の海では、認知症に関するご相談を受け付けおります。ご相談には専門職が対応いたします。お気軽にスタッフにお声かけください。

対象

 認知症と診断された当事者の方やそのご家族。最近、物忘れが気になると心配している方やそのご家族。地域に在住されている認知症に関心のある方、などお気軽にご参加ください。

活動報告

令和2年12月1日(火)

今年も気が付けばあと一月。月日の経つのはあっという間です。特に今年はコロナ感染症対策のために、カフェの開催のあり方も大きく変わりました。参加者の皆様にご協力をいただくことで無事毎回、開催できることを本当にうれしく感じています。

さて今回のカフェ瀬戸の海では「クラフト」を行いました。

年末恒例のクラフト。クリスマスのリースやお正月飾りなど皆さんとても楽しまれていました。中には「クリスマスとお正月同時にしたい。」とリースにお正月飾りをつけた方もおられ、どれもとてもユニークな飾りつけとなりました。
皆さん集中して作られておられ、あっという間に午前中の時間を使い果たしてしまいました。思い思いの飾りつけで、クリスマスとお正月を彩っていただけるとありがたいです。

令和3年1月5日(火)

新年初回の今回は、認知症サポーター養成講座を行いました。毎年夏に講座を行い、多くの方々に認知症サポーターとなっていただいておりましたが、今年度はコロナ感染症対策のためこの時期の開催となりました。

年が明け、まだ日も浅いことから参加者が少ないかもしれないと不安を抱きながらの当日でしたが、顔なじみの方から初参加の方までにぎやかに講座を行うことができました。

初めに認知症の基礎知識を学びました。認知症となっても心の豊かさは損なわれず、感情面では健常者と何も変わらない。戸惑っているときにはゆったりをと見守り、優しく声をかけることが第一歩となります。
今年は認知症をテーマにした劇が「コンビニ編」に変わりました。レジの支払いで時間がかかってしまう認知症の方にどのように関わるのかがテーマです。会場からは「店員の人や後ろで待っているお客の気持ちも分かる。」「認知症と判別するのが難しいのでは?」など様々な意見が飛び出しました。
最後に若年性アルツハイマー型認知症を患いながらも、全国各地で講演活動や認知症の啓発活動に尽力されている丹野智文さんのビデオを見ていただきました。一昨年、玉野でも講演してくださった丹野さん、「認知症でも自分のペースでゆったりと見守ってくれれば、できることもたくさんある。私たちができることを奪わないでください。」と語気を強めて言われていました。参加者の皆さんには、これを機会に認知症を正しく理解していただき、地域での認知症ケアに役立てて頂けることを願っています。


令和3年4月13日(火)

 コロナ感染症の感染拡大により、2か月ぶりの再開となったカフェ瀬戸の海。新年度初回の今回は恒例の河口先生による講演会を行いました。今回は「認知症とともに生きる」と題して、当事者であるクリスティーン・ブライデンさんや丹野智文さんの著書や言葉に触れながら、認知症をより身近に感じられる講演会となりました。

 人は誰でも失敗を指摘されると、尊厳が傷つけられ失敗を恐れて何事にも消極的になってしまいます。それは認知症の方も同じ、失敗したとしても穏やかに見守り、認知症の方に自信と達成感を感じて頂くことがとても大切です。こういった怒られない環境の中で「認知症の人」としてではなく、目の前のその人に目を向け、一人の人として見て接して下さいとお話してくださいました。
 講演の後、参加者の皆さんで感想を話し合っていただきました。「認知症の方への接し方がとても勉強になった。自分も親に怒らないようにしたい。」「周りの人の接し方しだいで認知症の人は変わる。」「頭では分かっていても中々難しいとも思う。」などたくさんの意見が聞かれました。このように意見を出し合い、考えてゆくことが地域における認知症ケアの推進を促す第一歩になり、カフェがその機会の場として役立てて頂けると嬉しく思います。
午後からは河口医院の作業療法士による「転倒予防について」のプログラムを行ないました。転倒予防には筋力・バランス・認知力の3つが重要であるとお話していただきました。また実際に下肢筋力アップのための体操を参加者みんなで楽しく行いました。高齢になっても適度な運動と栄養をしっかり摂ることで転倒を予防することができるとのことでした。

令和3年7月13日(火)

 岡山県下に発令された緊急事態宣言の解除に伴い、前回から約3ヶ月ぶりの開催となったカフェ瀬戸の海。

 なかなか再開の目途が立たず、予定を皆様に周知していただくことが難しい状況の中での再開となりましたが、顔なじみの方々のご参加もあり一安心することができました。

 さて今回は「成年後見制度について」の講座を行政の方より行っていただきました。

 成年後見制度とは認知症などで判断能力が低下した方の財産管理や生活に必要な契約を代理で行うことで、その方が不利益を被らないようにする制度です。こうした制度があるにも関わらず、手続きが複雑であったり多くの方に周知されていないためか利用状況は伸び悩んでいます。そこで今年6月、玉野市に「成年後見支援センター」が開設され、その活動の一端として今回の講座の開催となりました。
 玉野市も高齢化は深刻な状況にあり、高齢化に伴い認知症を患う方も今後増えていく見通しにあります。認知症などで判断能力が低下したとしても、住み慣れた地域で安心して生活してゆくために成年後見制度利用の推進は、国としても力を入れているそうです。制度の内容や手続きは簡単とは言えませんが、成年後見支援センターに相談することができるので、ご不安のある方は相談をしていただけたらと思います。
 午後からは河口医院の作業療法士が「コグニサイズ」を行ないました。コグニサイズとは運動と脳トレを同時に行うことで効果を上げることが期待できるもので、MCI(軽度認知障害)となっても、このコグニサイズを継続的に行うことで一定の改善・維持ができたとの研究報告もあるそうです。
 足踏みをしながらしりとりをしたり、1から30まで数える中で3の倍数のときだけ手を叩くなど、やってみると意外に難しい、でも楽しく行うことができるものばかりで会場は笑い声に包まれていました。これらの活動を生活の中に取り入れて継続的に行って頂くことで、皆さんの健康づくりに一役買っていただけると嬉しく思います。


令和3年8月10日(火)

 東京オリンピックが終わっても、まだまだ日本の怒涛のメダルラッシュの興奮が冷めやらぬ中、コロナで沈んだ日本に久々に連日のように明るいニュースが流れ、清々しい気持ちになると同時に、日本が1つになった力に希望を持つことできました。

 さて今回のカフェ瀬戸の海では歯科医師と歯科衛生士による講演会を行いました。

 今回は午前と午後が交代して、午前に河口医院の作業療法士より「レクリエーションについて」のワークを行ないました。
 玉野市も高齢化は深刻な状況にあり、高齢化に伴い認知症を患う方も今後増えていく見通しにあります。認知症などで判断能力が低下したとしても、住み慣れた地域で安心して生活してゆくために成年後見制度利用の推進は、国としても力を入れているそうです。制度の内容や手続きは簡単とは言えませんが、成年後見支援センターに相談することができるので、ご不安のある方は相談をしていただけたらと思います。
 午後からは玉野市歯科医師会より木下先生をお招きして「お口は万病の元」と題した講演会を行いました。歯周病は全身の健康に影響を及ぼすもので、糖尿病や動脈硬化などの原因にもなるそうです。これらの病気は認知症の発症リスクを高めるとされており、結果として歯周病と認知症にも繋がりがあるとのことでした。
 後半は岡山県歯科衛生士会より延原先生をお招きして、口腔ケアについてのお話をしていただきました。ブラッシングの効果的な方法やお口周りの運動など、今日からでもできる内容を分かりやすく教えて頂きました。講演会の最後にはグループワークを行い、感想や疑問を共有し講師の先生からのアドバイスもいただき、とても充実した講演会となりました。

令和3年10月12日(火)

 10月に入っても、まだ残暑という言葉にふさわしい暑さが続いております。

 さて今回のカフェ瀬戸の海では毎年恒例の「認知症サポーター養成講座」を行ないました。


 先月のカフェがコロナ感染症対策のため中止になったにも関わらす、今年は新規の方も数名おられました。やはり地域における認知症に関する意識の高さが伺えます。
 今年も昨年に続いて寸劇を用いて認知症の理解を深めました。コンビニのレジで小銭を出すのに苦戦している認知症の人にどのように関われば良いのか、皆さんで考えロールプレイも行いました。このように認知症を正しく理解し、地域の中で認知症になっても、その人らしく生活していくためには認知症サポーターの存在は欠かせません。
 午後からは河口医院の作業療法士より聴力と認知症についてのお話がありました。加齢に伴い聴力の衰えも進むと認知症の発症リスクが高くなるとのことでした。周りの理解や適切な補聴器の使用などでリスクが軽減されるそうです。
 後半は、聴力低下時のコミュニケーション手段であるジェスチャーを用いたゲームを行ないました。これがとても難しくお題の書かれた紙を見て「これは…」と言いながらジェスチャーをします。周りのナイスフォローなどもあり何とか皆さん全員正解することができました。最後には歌を使った脳トレを行ない、楽しい雰囲気の中でのカフェとなりました。

令和3年11月9日(火)

 めっきり秋らしくなり、山の紅葉が始まりかけたこの季節。今回のカフェ瀬戸の海では介護家族の体験談をお二人の方にお話していただきました。

 今回は玉・奥玉地区の認知症サポーターの方々のステップアップ研修も兼ねており、多くの方々にご参加いただきました。実際に介護をされていた方の生の声を聞くことができとても良い経験になったことと思います。認知症になっても安心して暮らし続けることのできる地域づくりに今回の経験を是非活かしていただきたいと思います。
 最後に参加者の皆さんでお二人の体験談の感想を話し合いました。「実際に聞くと認知症をより身近に感じることができた。」「自分は介護をしたことがないが、体験談を聞いて大変さが良く分かった。」など各グループから様々な意見を聞くことができました。発表者のお二人の方々、本当にありがとうございました。
 午後からは河口医院の作業療法士より生活の質と運動についてのお話がありました。生活の質の向上や維持に運動は欠かせず、日ごろから運動に取り組むことはとても重要だとのことでした。
 後半は、体操とゲームを行ないました。コグニサイズでは足踏みをしながらしりとりをしました。これが中々難しいのですが最後の方がちょうど「ん」のつく言葉を言われると会場からは拍手が起こりました。こうやって参加者同士で楽しみながらゲームや運動をすることで一体感が生まれ、自然と笑顔が広がるカフェとなりました。


令和3年12月14日(火)

 師走に入り、年末の慌ただしさが少しずつ近づいてまいりました。

 さて今回は地域包括支援センターの出前講座「レッツ脳トレ」を行なっていただきました。

 はじめに以前カフェでもご紹介したことのある回想法を用いてウォーミングアップ。玉野の由来から、現在に至るまでの写真を見ながらクイズ形式で答えていきました。「あ~あれは確か…」等、会場から声が聞こえてきます。

 次は往年の歌謡曲を聞きながら歌の名前や歌手の名前を答えてゆきました。これは得意な方が多く、会場からも多くの答えがあがっていました。

 クイズが終わると今度は体操を含めたコグニサイズ。体と頭を同時に動かし効果アップ!最後には皆さんで感想を話し合いました。すると「昔、この人のファンクラブに入っとたんよ。コンサートには毎回行っとったわ。」など以外な答えも飛び出し大盛り上がりで幕を閉じました。
 午後からは河口医院の作業療法士がゲームと体操を行ないました。初めに握力測定を行いました。握力は体のトータル的な数値として目安になるのだそうです。ぐっと力いっぱいに握ると意外な数値に皆さん「えッ!こんなに!」と驚きの声が上がっていました。
 続いてビンゴゲームを行ないました。「魚と言えば?」の問に出てきた答えをランダムに4✕4の表に書き込み、引いた紙に書かれた魚の名前を消してゆきます。「リーチ!」「ビンゴ!」と会場から声が上がり皆さん大いに盛り上がりました。このように楽しく体と頭を運動させることで、皆さんの健康作りと認知症予防に一役買うことができたカフェとなりました。

令和4年1月11日(火)

 年が明け、例年であればお正月にちなんだイベントをご用意するところですがコロナの関係で今年は見送りとなりました。来年度こそはコロナが鎮静化し、普段のカフェに戻ることを祈りたいところではありますが、現在のところ難しい状況にあるようです。

 さて新年の初回となる今回は玉野市薬剤師会より講師の方をお招きし「薬について」の講演会を行なって頂きました。

 普段聞きたくても聞けないお薬についての話とあって、参加者の方々も真剣に受講されていました。薬剤師が実際に薬に困っている方のところを訪問したり、余った薬を活用しアート作品を作るなど薬剤師の仕事の幅は私たちが認識しているものよりもより幅広くなっているようです。
 薬の飲み合わせや飲み方などの基本的な知識に関することから、よくあるQAなどまで、まさにかゆいところに手が届く講演会になったことと思います。病院で処方される薬だけでなく、エナジードリンクやサプリメントなどの相談にも乗ってくれるとのことで、より参加者の方々も薬剤師を身近に感じることができたのではないでしょうか。
 午後からは河口医院の作業療法士より「転倒予防について」のお話と体操やゲームを行ないました。転倒予防は日頃の運動や生活習慣を見直すだけではなく、少しの段差や生活動線など自分の周りの環境なども視野に入れて取り組みことが大切とのことでした。
 後半は全員参加でゲームを行ないました。参加者が円になり、真ん中に置かれた新聞紙に玉を転がしていれるというもの。回数を重ねるごとに新聞紙を半分に折り、そのまた半分に折り、と的が小さくなるのでその度に皆さん悪戦苦闘されますが、入った時にはその分大きな歓声が上がりました。皆さんで大いに盛り上がり、今回のカフェは幕を閉じました

令和4年3月8日(火)

 岡山県に発令されていた蔓延防止等重点措置が明け、気持ちも新たに再開となった今回は「カフェについて考えよう」をテーマにDVD鑑賞とでグループワークを行いました。今年度最後ということでこのテーマについて皆さんで話し合い、来年度につなげてゆければと企画しました。

 まず初めに参加者の皆さんに認知症カフェについてのDVDを見ていただきました。認知症の母親とその家族が認知症の症状を受け入れることができず互いに悩み苦しむ中で、とあることをきっかけに母親の思いや悩みに気づき、関係性が変わっていきます。家族は認知症カフェに出会い、認知症の方でもその人らしく周囲の人々に支えられながら前に進んでいく姿を見て、正しく認知症を理解し母親と向き合っていく、という内容でした。
 DVD鑑賞後にグループに分かれて話し合いをしました。「DVDのようにうまくいくとは思えない。」など正直な意見も出ていましたが、「認知症がまだまだネガティブなイメージを持っていることが悔しい。」「もっと認知症の当事者の方がカフェに参加すればいいと思う。」など地域の中で認知症とともに生きていくために必要な考え方が少しづつ広まっていることを実感することができました。
 午後からは作業療法士による「運動がもたらす効果」の話をし、身体を皆さんで動かしました。運動は身体機能の向上、ストレス発散、生活習慣病予防、もの忘れ等に効果があり、さらにフレイル予防にもなります。フレイルとは加齢により心身が老い衰えた状態で、健康と要介護状態の中間に位置している状態です。適切な行為にて要介護に進まないよう予防ができます。フレイルは体重減少や筋力の低下、わけもなく疲労感を感じる、そして運動などの身体活動を行っているかなどがチェック項目になります。

そしてフレイルの予防として栄養面(食事や口腔機能)、社会参加(余暇活動、ボランティア、社会貢献)、身体活動(楽しく運動し社会活動に参加)があげられます。そこでまずは栄養面に関与する口腔機能を向上させるためのストレッチ・マッサージを行いました。しっかり舌を動かしてもらい唾液の出やすくなる場所をマッサージして頂きました。

 そしてフレイルの予防として栄養面(食事や口腔機能)、社会参加(余暇活動、ボランティア、社会貢献)、身体活動(楽しく運動し社会活動に参加)があげられます。そこでまずは栄養面に関与する口腔機能を向上させるためのストレッチ・マッサージを行いました。しっかり舌を動かしてもらい唾液の出やすくなる場所をマッサージして頂きました。

 次は皆さんで全身のストレッチや体操を行い、最後は輪になり皆さんで楽しみながら風船バレーを行いました。少し空いた時間などに体操などを行い、また元気にカフェに来ていただき、楽しくすごせたら良いなと思います。

 各施設のご紹介

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